結論を先に書くと、修理は途中で諦めた。
現状の問題点
TIG溶接にて、トーチ先端の高周波アークが弱い。
母材から0.5mmくらいまで近づけないと、高周波アークが飛ばない。
高周波を作るPCBの、高周波放電ギャップの隙間を1mm以上広げると、高周波アークが飛ばない。
高周波を作る回路は、トランスの2次側をコッククロフトで4倍圧整流している。
高周波放電が飛ばない様に放電ギャップを広げておいて。
放電ギャップの両端を電圧を測ってみると。約4000Vである。
コッククロフトの4つのコンデンサを新品に交換してみた。
しかし、高周波アークが弱いという症状は変わらなかった。
原因がわからない。
もしかすると、トランス内部の巻線がショートして2次側電圧が下がっているのかもしれない。
もしトランスが悪いとすると、修理方法は下記の2つがある。
1.同型のトランスをALIEXPRESSで探して購入して交換する。
トランスを探すのが大変。使えるトランスが見つかるまで何度も購入して試す必要がありそう。
2.トランスを外して。24段くらいのコッククロフト回路を作る。
どちらの方法でも手間と金がかかる。
結論
これ以上修理に金と手間をかけるのは無駄だと思う。
ここで修理は止める。
この溶接機は要修理品をヤフオクで買ったので。出品者に問い合わせてみると。
被覆アーク溶接機として使っていて、TIG溶接機としては使ってない。とのことである。
もしかすると、元からTIG溶接の高周波アークは弱かったのかもしれない。
AMAZONで中国製の溶接機を買うときは、長く販売されている物。評価の良い物 を買うほうが良さそうです