2020年11月

私のXR250BAJA MD30には、ホンダ純正のリアキャリアが付いてます。
キャリアはできる限り純正品が良いです。

特定のメーカーの悪口は書きたくないのですが、体験を書きます。
約20年前に、下記のライディングスポットのキャリアを買いました。

これはとんでもない粗悪品でした。
 
 買って約1年で、表面の粉体塗装がボロボロ剥がれてきた。
安くする為に、黒皮の鉄材をバリ取りしないで使用しているので。粉体塗装の下で錆が発生して剥がれたのです。
ちなみに、ホンダの純正品は磨きの鉄材を使っているので、20年たっても致命的な塗装剥がれはありません。

 買って約2年で、金属疲労で角パイプが折れました。
安くする為に、肉厚の薄いパイプを使っているのが原因でしょう。
ちなみに、ホンダの純正品は同じ使い方をしているのに、20年たっても折れていません。

もしかすると、今現在は上記の問題点は改善されているかもしれません。
あくまでも参考程度に読んで下さい。


 そんな話はさておき
今回はリアキャリアを後に延長して、アイリスオーヤマのボックス460を付けました。
SUS304 t3をキャリアに溶接しました。
SUS304を鉄に溶接すると、電蝕で鉄が錆びやすいと聞きます。実際にどのくらい錆びるのかを確認したくて、SUS304と鉄を溶接しました。
この写真では、ゴム紐用フックも溶接していますが。このフックは後で切り落としてます。
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溶接箇所にはサビキラーPROを塗りました。
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さらにその上から白塗料を塗りました。
SUS304 t3には、ボックスを固定する為に、タップ穴を開けました。
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この後で気が変わって、鉄のゴム紐用フックは切り落として。
SUS304 Φ5で、ゴム紐用フックを作って溶接しました。
この溶接は、SUS304用の溶接ワイヤー+炭酸ガスでMIG溶接で付けた。
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ボックスの底に、M5ネジ用の穴を4つ開けます。
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ボックスの内側の底に付ける固定金具を、SUS304 t3で作りました。
ネジ頭が出っ張るのが嫌だったので、M5皿ネジを使い。それに合わせて皿ザグリしました。
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ウインカーを付ける前
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ウインカーステーは、幅18mm t0.7のステンレスのバネ材(ダイソーの150mm金属定規)で作りました。
ダイソーの金属定規は、直角に曲げるとポッキリ折れたので。シンワの金属定規に比べると、粘りが無く折れやすい様に感じます。
折れるのが怖いので内R5で曲げました。万力で挟んで内R5に曲げるのは苦労した。
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箱が付いた状態です。
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金属に穴を開ける時、センターポンチを打ちます。

ハンマーが不要で楽に打てる という理由で、今まではオートポンチを使っていました。
しかし、オートポンチだと、十分に注意しても5回に1回くらいポンチ位置がずれます。
私の注意力が足りないの原因だと、ずっと思っていました。

ずっと考えていて、ふと思ったのですが
オートポンチは、内部にバネと打撃ハンマーが内蔵されています。

オートポンチの先端を加工材に押し当てて。
オートポンチの頭部を押し込んでいくと。
内蔵ハンマーが引っかかった状態で、バネが圧縮されていき、
あるところで内蔵ハンマーの引っかかりが外れて、バネが開放されて。
内蔵ハンマーが、ポンチビットの後端を叩いて。
ポンチビットの先端が加工材に叩きつけられます。

内蔵ハンマーの引っかかりが外れて、バネが開放される時に、
オートポンチ自身が横にブレて、それが原因でポンチがずれるのでは
と推測しました。


ただの鉄棒のセンターポンチとハンマーの組み合わせで、ポンチを打ってみると
ポンチの位置ずれはとても少ないです。

そんな訳で、
これからは、ただの鉄棒のセンターポンチとハンマーの組み合わせで、作業することにしました。
センターポンチは前端角度と先端の尖りが重要です。

先端が超硬のセンターポンチを買って。先端が丸くなったら、研がないで新品に買い換えれば楽だけど、
それはお金がかかりすぎるので無理です。
(ちなみに、先端が超硬のセンターポンチをSUS304の厚板に打つと、直ぐに先端が破損します。)

ベッセルの電気ドライバー用のビットが破棄品が、有ったのでこれを使いました。
これは(超硬材よりは柔らかいけれど)かなり固いです。さらに、中央部がΦ7の丸棒なので、自作の研磨機を作りやすいのです。
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先端を一定の90°で研ぐために、ベンチグラインダーにガイドを付けて、研磨機を自作しました。
こんな感じで研磨します。
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こんな風に左手で持ちながら、右手でハンマーで打ちます。
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 このセンターポンチの利点
これで、SUS304の厚板に数回打つと先端が潰れます。しかし、自作研磨機を使えば直ぐに研げるので、さほど問題ではありません。
先端を研いで尖らせたビットを多数用意しておいて、頻繁に交換すれば作業に支障はありません。
このビットは、摩耗して使えない物を工場のゴミ箱から拾ってくるので、元は無料です。

私のXR250BAJAの燃料タンクをもっと大きくしたいと思って、
TT250R レイド の16Lのビックタンクをヤフオクで入手した。

さっそく、XR250BAJAに付けてみると。
タンク中央部のくぼみの幅が狭くて入らなかった。
XR250BAJAの純正の燃料タンクは、くぼみの幅が約10cmである。
TT250R レイドの16Lのタンクは、くぼみの幅が約8cmである。
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5mmくらいならなんとか広げて付けられそうだけど、
さすがに2cmも違うのは無理です。

残念でした。

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