2014年06月

半自動溶接で炭酸ガスのタンクを使っています。
使用後はバルブを締めておかないと、ガスが徐々に漏れてしまいます。

このタンクのバルブが閉まっているのかどうか一見ではわかりにくいです。
その為にバルブを閉め忘れるのです。
結局のところ私の不注意が締め忘れの原因なのですが。

一目で開閉が判るように、バルブ閉め忘れ表示板 を改良しました。
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材料は 亜鉛メッキ鋼板の板厚3.2mm(SECC t3.2)です。
バルブのプラスチックに当たる部分に、滑り防止と傷防止の為に、黒いゴム製のエッジガードを付けました。
1枚の板にM8ナットを溶接してあります。
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2枚を重ねてフランジソケットM8x20で締めて固定します。
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秋月電子のトライアック万能調光器キットは温度特性が少々良くないです。
出力調整のVRを真ん中にして、出力電圧を測りながら、トリガーダイオードをドライヤーで加熱すると。
おおよそ58V~64Vまで変化しました。
ただしこれは恒温槽で温度試験したのではなく、ドライヤーで温めただけなので、測定精度は怪しいです。

このキットのオリジナルの回路は、トリガーダイオード(ダイアック) DB3を使っています。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-01866/   
10個200円と安い

通常の使い方であれば調光器の出力電圧が温度で少しくらい変化しても問題ないと思いますが。
気になったので、トリガーダイーオードを、シリコン双方向スイッチング素子(SBS)BS08D に交換してみました。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04435/   
2個100円なので、トリガーダイオードより高い

ただ置き換えるだけだと、VRを回しても出力電圧が下がらなくなってしまいます。

実験の結果
BS08D を2本直列だと、0.1μFコンデンサを3個並列にする必要があります。
BS08D を3本直列だと、0.1μFコンデンサを2個並列にする必要があります。
BS08D を4本直列だと、0.1μFコンデンサを1個並列にする必要があります。
BS08D が多い方が、トライアックのゲートがONするしきい値電圧が、温度で変化した時の影響が少なくなって良いと思います。

データシートを見ると
BS08Dのトリガー電圧は約8V
トリガーダイオード DB3のトリガー電圧は約32V
電圧の違いは約4倍なので、必要なコンデンサの数はこんなものでしょう。

今回はBS08Dを2本並列にして、0.1μFコンデンサを3個並列にしました。
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回路図です
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交換後に、出力調整のVRを真ん中にして出力電圧を測りながら、BS08Dとトライアックをドライヤーで加熱すると
電圧はほとんど変化しませんでした。
効果はあるようです。

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