2014年01月

高周波を強くしようとして、いろいろいじっていたら。
ついに高周波が出なくなった

そして「高温警告の赤LED」が光った。 
調べたら、高周波発生回路のトランスが内部でショートしたらしい。
このトランスが内部ショートして、
メインのDC-DCコンバータの1次側の電圧が下がったのが原因らしい。

1次側の電圧が下がると「高温警告の赤LED」が光るとは知らなかった。
赤LEDだけでは見落とすので、ブザーも付けて欲しい ところです。
このトランスが内部ショートしたらお手上げです。
専用部品なのでこれだけの入手はまず無理でしょう。
 
よくしらないけど。
高圧トランスというものは、内部ショートしやすいものなのかもしれない。
アメリカ製のガイガーカウンターCDV-700のトランスも壊れた経験がある。
 
対策案を考えた。
案1.
ジャンクのプラズマ切断機を買って、部品を外す。
でももったいない。
 
案2.
現状の「トランス+4倍電圧整流」1200V×4倍=4800V から
「トランス無しの18倍電圧整流」280V×18倍=5040V に改造
ダイオードとコンデンサが、それぞれ18個も必要。
 
案3.
バイクのイグニッションコイルを流用する。
中古のイグニッションコイルなら、簡単に入手できるけど。
かなりの回路変更が必要。

「5,928 円のジャンク」 は、
高周波発生回路が弱いと見当をつけたので。
それを調べた。
「5,928 円のジャンク」 と
「正常品 4万円で買った中国製」 は
カバーを開けて中身を比べてみると、非常によく似ている。
同じメーカーなのか。それともどちらかがコピーしたのでしょう。
それはさておき、
2つの機械の高周波発生回路を比べると、基本的な回路構成は同じ。
AC100入力を倍電圧整流して約280Vの直流を作り、
それをFETのブリッジで交流にして、
その交流を小型のトランスに入力して、
その小型のトランスの出力を
コックロフトの4倍電圧整流して、
それをコンデンサに溜めて、
エアーギャップで放電して発振して、
その発振した高周波電流を、高周波トランスに通して
高周波電流をトーチケーブルに重畳させてます
2つの機械の高周波発生回路を比べると、基本的な回路構成は同じ。
でも「5,928 円のジャンク」の方が部品が少ない。
「5,928 円のジャンク」の方が時代的に新しいので、
もしかするとVE改善で部品数を減らしたのかもしれない。
86988fc9.jpg

 

高周波を強くしようとして、いろいろいじっていたら。
高周波発生回路のトランスの不良のような気がしてきた。
 
「正常品」と比べると、「5,928 円のジャンク」はトランスの2次側の電圧が低い。
トランスのロット不良かもしれない。
 
 

少し前に、
中国製プラズマ切断機 CUT-40 のトーチなし ジャンクを5,928 円で落札しました。
da276d3a.jpg

 
私は、既にプラズマ切断機(正常品 だいぶ前に4万円で買った中国製)を持っています。
これは正常に動きます。
写真の左の黄色が「5,928 円のジャンク」
右の黒色が「正常品 4万円で買った中国製」 
 
8863a935.jpg


この「正常品」と、「5,928 円のジャンク」を比べると。
「5,928 円のジャンク」は、アークがなかなかスタートしない。
いったんアークが始まれば(放電が始まれば)、調子よく切れるのですが。
とにかくアークがなかなかスタートしない。
 
比較して調べた結果
「5,928 円のジャンク」は高周波発生回路が弱いことがわかりました。
「正常品」は、トーチ先端をアースクランプに近づけると、約5mmの距離でも
強そうな高周波アークが飛びます。
 
しかし、「5,928 円のジャンク」は、約2mmまで近づけて、やっと弱い高周波アー
クが飛びます。
 
ここからは私の推測ですが。
ヤフオクに、TIGが使えなくて MMW(被覆アーク棒溶接)だけ使える という黄
色の溶接機が多数出ていますね。
たとえばこれ
「溶接機 アーク 100V 200A MMA 最落なし ジャンク 1円 」
http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t352529881 
これと、私の買った「5,928 円のジャンク」は、外観が同じです。
もしかすると、
「100V 200A MMA 最落なし ジャンク」は内部の高周波発生回路が弱くて
TIG溶接機として使えない、ロットアウトの不良品なのかもしれません。

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