2013年11月

要修理品の「交流アーク溶接機サンチョ」を、ヤフオクで入手しました。
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分解してみると。
内部の20Aサーキットブレーカーが壊れていた。2642618e.jpg


同じ大きさでナショナル製のサーキットブレーカーの新品を、安く買えたので交換した。
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交流ではスパッタが多くて使いにくいので。
直流に改造してみることにした。

ショットキーバリアのブリッジダイオード60V15A D15XBS6 を使う。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-04651/
http://akizukidenshi.com/download/D15XBS6.pdf
これは IF=7.5Aの時に、電圧降下が0.63Vmaxなので。
電圧降下が通常のシリコンダイオードの約半分になる。

これを6個買った。
溶接機の出力電流が40Aだから、40A÷6≒6.66A
この時の電圧降下を0.63Vとすると
消費電力は 0.63V×40A≒25.2W
かなり大きいので放熱が不安になる。

ダイオードと放熱器は、溶接機のケースに内蔵したいので。
放熱器の大きさは 110×110×t4に決めた
もし放熱が不十分だったら、その時に考えよう。
110×110×t4のアルミ板に、ダイオードを付けた。
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放熱器をケースの中に入れて、テープで仮止めする。
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φ1.4の溶接棒を付けて、t1.2の鉄板に溶接したら穴が開いた。
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結論
インバーター式のアーク溶接機に比べると開放電圧が低いので、。
アークスタートとアークの持続が難しい。
4700μF-80Vのコンデンサを付けたら電圧が少し上がって、
アークスタートが少し改善するかもしれない。

直流なのでスパッタが少ない。

 

溶接のガスボンベのバルブを閉め忘れると、ガスが徐々に漏れてしまいには無くなってしまいます。
しかし、バルブが閉まっているかどうかは一見ではわかりにくい。
そこで、開閉が一目で判るように表示を作りました。
たまたま近くにあった正体不明のキャップが、バルブの上にピッタリはまったので。
これに赤いテプラを貼っただけです。
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XR250BAJA のサイドスタンドがグラグラになってきたので修理しました
 
サイドスタンドを外してみると、
サイドスタンドのバネを掛けるフック(バイクのフレーム側)が摩耗して約1mmしか残ってなかった。
ここまで摩耗するとは予想外です。設計が悪いんじゃないかな。
もしスタンドを立てている時にここが折れたら、バイクが倒れてしまう。
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ちなみにバネは硬いので摩耗の跡は見られません。
ヤスリで古い塗装と錆を落として、MIG溶接機で肉盛り溶接します。
フックが溶け落ちてしまうと大変な事になるので、慎重に素早く行います。
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さらに、サイドスタンドを上げた時の位置と、下げた時の位置を決めるストッパーが、摩耗しているを発見した。
これが減ると、
スタンドを上げた時に上がりすぎて、スタンドがスイングアームに当たってしまう。
スタンドを下げた時にスタンドが前に出てしまう。(機能的に特に問題ないが、見た目が悪い)
ここも肉盛り溶接しました。
MIGで上向き溶接したら、溶けたビートが下にポトポト落ちてきて、やりにくかった。
垂れ下がったビートは削って形を整えます。
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