油差しのキャップを自作

油差しにエンジンオイルを入れて、タップ切りやドリル穴開けに使っています。

市販の安い油差しは、キャップが貧弱で外れやすいです。
そこでキャップを自作しました。

シリコーンゴムのチューブとネオプレーンゴムのチューブは
3ヶ月くらいで破れてダメになった。
シリコーンゴムは値段が高いのに、油と相性が悪いみたい。

ダメ元で値段の安い透明のビニールチューブで作ったら
2年経っても破れない長もちしています。

ビニールチューブで作ったキャップは、無くさないように紐で繋いでいます。
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安いバット溶接機に接続して。溶接と焼きなましの通電時間をデジタル制御で楽に作業する装置を作ってみました。

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 この装置の特徴
溶接時間と焼きなまし時間をデジタル制御して、楽に安定して作業できる。
溶接時間は、0.05秒から0.8秒まで、16段階で設定できる。
焼きなまし時間は、5秒から42.5秒まで、16段階で設定できる。
この装置は、AC100VとAC200Vのどちらの電源でも動作する。

 使用上の注意
時間制御はマイコンの内蔵RC発振を使用しているので、最大で約0.1%の誤差があります。
しかし溶接時間と焼きなまし時間の許容範囲はかなり広いので、実用上は問題ありません。
ヒューズは10Aを付けています。もし大きな溶接機を接続すると、ヒューズが切れるかもしれません。

安いバット溶接機は下記の2つの問題があります。この2つの問題を解決します。
1.焼きなましの電流減少と通電時間は、手動で操作するので。熟練が必要です。
2.溶接時間を(電子回路ではなく)機械で決定しているので、
  古くて調子が悪くなると「溶接通電時間が長くなり溶接時に刃が溶け落ちる」場合がある。

 使い方
この装置は、バット溶接機のAC電源コードとコンセントの間に接続して使用します。
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 溶接の手順
ロータリースイッチで溶接時間を設定する。
バット溶接機の「溶接SW」を押しながら、この装置の「溶接SW」を一瞬だけ押すと。溶接を開始する。
ロータリースイッチの設定値と溶接時間は以下のとおり
  設定値  通電時間
    0       0.05秒
    1       0.1秒
    2       0.15秒
    3       0.2秒
    4       0.25秒
    5       0.3秒
    6       0.35秒
    7       0.4秒
    8       0.45秒
    9       0.5秒
    A       0.55秒
    B       0.6秒
    C       0.65秒
    D       0.7秒
    E       0.75秒
    F       0.8秒

ver20 溶接の出力波形,設定は1,通電時間は0.1秒_02
ロータリーSWの設定は1,通電時間は0.1秒です


 焼きなましの手順
ロータリースイッチで焼きなまし時間を設定する。
バット溶接機の「焼きなましSW」を押しながら、この装置の「焼きなましSW」を一瞬だけ押すと。焼きなましを開始する。
ロータリースイッチの設定値と焼きなましの合計時間のは以下のとおり
  設定値  通電時間
    0       5秒
    1       7.5秒
    2       10秒
    3       12.5秒
    4       15秒
    5       17.5秒
    6       20秒
    7       22.5秒
    8       25秒
    9       27.5秒
    A       30秒
    B       32.5秒
    C       35秒
    D       37.5秒
    E       40秒
    F       42.5秒
    F       45秒

 焼きなましの説明
バンドソー刃の焼きなましは段々と電流を減らす必要があります。
急に電圧を下げると焼きが入ってしまい、切断中に折れてしまいます。
一般的なバット溶接機では、一定の間隔でボタンを「押す・離す」を繰り返す必要があります。
しかし、これは初心者には難しいです。
この制御装置では、下記の様に自動で電流制御するので、初心者にも簡単です。

ロータリースイッチの設定値が0なら通電時間は合計5秒となり、以下の様に5段階で電流を減らします。
  100%(1秒間)→ 80%を(1秒間)→ 60%(1秒間)→ 40%(1秒間)→ 20%(1秒間)→ 0%

ver20 焼きなましの出力波形,設定は4,通電時間は15秒
ロータリーSWの設定は4,通電時間は15秒です

動画です
https://youtu.be/Jjva-ZtWUho

バンドソーの刃を溶接するバット溶接機は、古くなると溶接通電時間が長くなったり短くなったりして
上手く溶接ができないことがあるので。
通電時間を測定する装置を作ってみました。


 目的
バット溶接機の通電時間を測定して、溶接機の状態を検査確認する。

 仕様
10ms単位で測定したい
ACコンセントとバット溶接機の間に入れて使用する。
この装置を入れても溶接機の電源電圧が下がらないように、電流検出はカレントトランスを使う。

ストップウォッチをPICマイコンで実現すると、手間がかかるので。ダイソーの200円のストップウォッチを利用した。
 
ダイソーの200円のストップウォッチの問題点は以下のとおり。
1. 0.1秒よりも短い時間は計測できない

2. このストップウォッチは、電源を0Vにしても。初期化しないで、それまでの状態を内部に記憶しているので。
    ストップウォッチで時間計測中に電源OFF→ONすると、時間計測が「0:00 00」に戻らないで、計測時間の途中から再開する。
    電源OFF→ONしただけではリセットしない。

3.ストップウォッチモードだけを使いたいのに、時計モードなどがある。


 苦労の末、このストップウォッチを初期化する方法を発見しました。
ただしこの方法より過大なストレスがかかって寿命が短くなるかもしれない。ので利用は自己責任でお願いします。
「START/STOP端子」に1.5Vよりも高い電圧(今回は2.0V)を加えると、オールリセットする。
この時に「MODE端子」を1.5Vにすると、ストップウォッチモードで画面が「0:00 00」になる
今回は以下の手順でリセットしている。
 200msだけ「START/STOP端子」に2.0Vを加える → 200ms待機 →  200msだけ「MODE端子」に1.5Vを加える  


カレントトランスの電流検出センサモジュールは下記を使用した。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08BRZV9PW


このモジュールは、通過電流と同波形の電圧を出力するので。そのままでは使えないので。
電流通過時はLOW信号が出るように改造しました。
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ストップウォッチの、「電源」と「START/STOP SW」と「MODE SW」に線を繋いでいます。
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全体の回路図です。
サイズ変更バット溶接機の溶接時間測定装置 案2_06

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回転DSC06022

動画をupしました

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